【天下布武】東北大の構造決定の問題

炭素、水素、酸素からなり、分子量234.0の化合物Aがある。化合物Aには幾何異性体が存在するが、光学異性体は存在しない。実験1から実験7を読み、各問に答えよ。

実験1化合物A117.0mgを完全燃焼させたところ、二酸化炭素286.0mgと水63.0mgが生成した。

実験2化合物Aに対して適切な触媒を用いて水素を付加させると、分子量2.0増加した化合物Bが得られた。化合物Bは不斉炭素原子を1つもつことがわかった

実験3化合物Bに水酸化ナトリウム水溶液を加えて加熱した後、希塩酸を加えて酸性にしたところ、化合物C,D,Eが得られた。これらはいずれも不斉炭素原子を持たないことがわかった。また、化合物Eはジカルボン酸であった。

実験4空気中で熱した銅線に化合物Cの蒸気を触れさせたところ、化合物Fが得られた。

実験5化合物Fにフェーリング液を加えて穏やかに加熱すると、赤色沈殿が生じた。

実験6化合物Fを水酸化ナトリウム水溶液中でヨウ素と反応させると、ヨウ化ナトリウムと水とともに化合物Gとナトリウム塩Hが生じた。化合物Gは特有の周期を持つ黄色結晶であった。

実験7化合物Dに塩化鉄(III)水溶液を加えたところ、特有の呈色反応を示した。

問1実験6の化学反応は①式で表される。

F+ (ア)I2+ (イ)NaOH→ G + H + (ウ)NaI + (エ)H2O

問2化合物Aとしてふさわしい幾何異性体の構造式を2つ書け

2012東北大

※なかなか難しいです。