濃度計算問題の問題演習①合法カンニングペーパーの使い方

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受験化学コーチなかむら

この記事では濃度計算の

解法についてお話しして行きます。

質量パーセントが20.0%の水酸化ナトリウム(式量40.0)の水溶液の密度は1.22g/mLである。この水酸化ナトリウム水溶液のモル濃度(mol/L)はいくらか?(2012年高知大学)

 

この問題を解説して行きます。

 

まずは自力で確実に解いてください、

自分で考える事が大切です。

まだ解けていない人は、これ以上

下はまだ見ないでください。

 

もし、まだ合法カンニングペーパーの

使い方を知らない人は、

モル濃度とパーセント濃度を脳みそを使わず変換する計算法

この記事で確認して置いてください。

 

それではこの問題を手順に沿って

解いて行きます。

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濃度変換の解法①合法カンニングペーパー

1つ目の解法は、

合法カンニングペーパーを使う

解法となります。

 

合法カンニングペーパーの基本は、

→単位を参考に分母と分子を別々に

変換する

ことです。

単位に置ける留意点

そして、大事なのが単位に

( )をつける事でした。

 

たとえば、g(質)なのかg(全)

なのかでは全く扱いが変わります。

 

今回の問題では

質量%が20.0のNaOHaq

(aq:aqua 水溶液を表す)

のモル濃度への変換なので、

 

 

このときは、

NaOHaq20.0%は、先ほどの記事の

通り、

20.0g(NaOH)/hg(全)

=20.0g(NaOH)/100g(全)

としましょう。

 

 

そして、

密度は、g(全)/cm(全)=g(全)/mL(全)と

分子、分母に(全)がつく事を

絶対に忘れないでください

 

質量%→モル濃度への変換するときに

これを覚えておく事で

脳みそを全く使わなくても

出来るようになります

骨格作成

骨格を作成して行きます。

 

骨格は分子分母の単位を

別々変換』するのでしたね。

 

骨格
分子はg(NaOH)をM=40.0g/molで割ってmol(NaOH)に!


分母はg(全)に密度の逆数mL(全)/g(全)を×とmL(全)に!

 

mL(全)を1000で割ってL(全)に!

 

このようにして代入して計算すると、

6.10mol/Lと言う答えになります。

濃度変換の解法②ズルい解法

濃度変換の解法の2つ目は、

上の記事でもお話ししました

公式に代入するだけです。

 

一切記述問題が無い、

私大入試や、センター試験、

などではかなり有効で、

早くて、ミスが少ないので

確実に覚えておいてソンはありません。

 

センターでは真面目に計算している

のはアホなので絶対にこの裏技を

覚えておいてください。

 

公式は下のもので、

濃度変換の公式

俺は下を覚えていました。

 

解答は、

NaOHaqのモル濃度をCmol/Lと

して、

代入するだけ、

スクリーンショット 2016-03-24 16.20.02

これをC=に変換すれば、

C≒6.10mol/L

 

となります。

 

 

これが濃度変換問題①の解法です。

普通に無料テキストや

俺の記事を読んでいた人は、

もうちょろくて余裕だったはずです。

 

キッチリ復習しておいてください。

ここまでの動画で復習しましょう!