どうもなかむらです。
濃度計算問題の解説をして行きます。
今日の問題は、こちら!
これは第1回の問題演習より
難易度が上がっています。
第1回の問題演習はこちら、
前回は、1発合法カンペを使えば、
終了の問題でした。
しかし、今回は、それだけでは
解けません。
考える価値のある問題ですので、
「自力で解いてから」
解説に進んで行ってください。
合法カンニングペーパーの確認
まずは、合法カンニングペーパーは
基礎中の基礎ですので、
ご確認してください。
希釈について
希釈する問題で着目すべき
ポイントがあります。
これさえわかれば、
酸塩基の希釈する問題にも
使えます。
希釈と言えば、これ!という
パターンにしてください。
それは、
『希釈前後で物質量(モル数)は不変』
という事実です。
これを利用して解く事です。
しかし、これもまたこのブログや
テキストでご紹介している基本を
使えば全然簡単です。
困ったらモル利用なのです。
「どうすればいいのかな?」と
思えば、大体モル利用でいけます。
この記事にも書いてあります。
この講座の大前提である
理論テンプレートを普通に使えば
絶対に解けます。
問題解説!
この問題を見ると、
希釈してmol濃度にするのに、
問題は、質量%濃度で与えられて
いますね!
だから、まずは、
%からmol/Lに変換する
いつものパターンを使えば
いいのです。
だから、まずは、
合法カンニングペーパーを使います。
骨格を作成
98.0質量%のNaOHaqのモル濃度への変換
をします。
→単位を参考に分母と分子を別々に変換
というコアとなる考え方は大丈夫ですね!
このとき濃硫酸aq98.0%は、
98.0g(H2SO4)/hg(全)
=98.0g(H2SO4)/100g(全)
と表して行きましょう。
を
に単位を参考に変更していきます。
前回と同じように、
密度はg(全)/mL(全)と分子分母に
(全)であることが、骨格を作成する
時に重要なのは大丈夫ですね!!
骨格を作成!
g(H2SO4)をM=98.0で割ってモル(H2SO4)に!
g(全)に密度の逆数mL(全)/g(全)を×とmL(全)に!
mL(全)を1000で割ってL(全)に!
ズルい公式作戦!
この公式に代入するだけ、
代入すると、
C=18.4mol/Lになります。
これでひとまず、第1段階の
%→mol濃度は完成です。
そして、ここから希釈に入ります。
希釈はただのモル利用!
先ほどお伝えしたように、
希釈は『モルは不変』をつかえば、
一撃なのです。
さきほど求めた濃硫酸の濃度が
18.4mol/Lでしたね。
そして、問題文に与えられた、
1.00mol/Lが92.0mLにするため
には、
vmL必要だとおきます。
あとは、化学計算なんですから、
モルが等しい!と言う計算式に
すれば簡単です。
これはモル比に当たります。
この溶液を希釈すると、
この図のように、物質量は等しいです。
だから、
『希釈前のモル数=希釈後のモル数』
という式をたてれば、
あなたの勝利です。
この計算式に当てはめて
V=にして解けばいいだけです。
この計算式のように、
キッチリ( )に単位を書いて、
さらにmolではなく、
mmolを使えるようにして行きましょう!
答えは、
v=5.00mL
となります。
いかがでしょうか?
理論テンプレートと、
合法カンニングペーパーさえ
使えれば、まだまだ簡単な問題
だったと思います。
もし分からない事があれば、
遠慮なくご連絡ください。
それでは、最後まで読んでいただき
ありがとうございました。