無機の気体生成で出てくる
装置ってありますよね。
こんなやつとか、

試験管

丸底フラスコ

三角フラスコと滴下ロート

二また試験管
まあ色々ありますわね!
でも、なんかちょっと毛色が
違う奴が居るんですよ。
『キップの装置』
お前だけどうした!!!
お前だけ名前おかしいww
で、こんなに目立つ奴なんですが、
案外、実験手順知らん人も
多いわけです。
実際入試問題でキップの実験手順が
わかってますか?
って言う問題も問われています。
なので、今日はこのキップの装置
について徹底的に学んでもらいます。
目次
キップの気体発生装置を使う場面
まずキップの気体発生装置を
よくご覧下さい。
この画像を見ればわかりますが、
「液体を上から流す」
「固体がある」
「加熱されていない」
そう!
キップの装置は、
『加熱無し、液体+固体』
の状況で使います。
キップの装置の構造
キップの装置は実は、2つの物から
できています。
いい感じの画像が無かったので
自分で書きました。
(※へたくそとか言わない事!)
こういうように2つの物が
組み合わされて出来ているもの
なのです。
こんな状態、
占めたらどんどん戻ってくる
キップの装置の実験手順
さあそれでは、
キップの装置の実験手順を
解説して行きます!
すみません。この動画で「加熱あり!」とでかでかと書いてありますが
加熱無しです。すみません。

ステップ①
Eを外して粒状の固体試料をB部にためる。Eを厳重に閉じておく。
ステップ②
Gを閉じた状態でDから液体試料を入れCを満たしたのち、Bの固体試薬が浸るようにする
ステップ③
Gを開いて必要な量だけ気体を採取する。
ステップ④
GをとじることによりBの内圧が上昇して液面が下がり反応が停止する。なお使用後はHから液体試薬を取りだす。
キップの装置のスゴい点
キップの装置がスゴいのは、
気体の発生量をコントロール出来る
ことです。
Gをあけているとき
普通に固体に液体が
浸かっていますよね!
てことは、反応するから、
気体が発生するわけです。
Gを閉めると、
そしてGを閉める事で、
発生した気体の行き場が無くなるわけです。
だから固体まで浸かっていた
液体を下へ押し戻そうとします。
これで液体が
ろうとに押し戻されて、
固体に浸らなくなります。
これで、固体が液体と反応せず、
気体の発生を抑える事が出来るわけです。
あまりいい画像が作れなかったので、
動画で解説しています!
記述論述ではどうすべき?
入試でこのキップの装置が
出題されると次のような問題が
出ます。
という出題がなされます。
なので、先ほど説明した内容を
まとめて文章にすればいいのです!
なので、答えは、
と言う風にこたえましょう!
さあ、どうでしたか?
案外キップの装置を
ちゃんと知っていた人
少ないんじゃないでしょうか?
このようなキップの装置など
マニアックといえば
マニアックな装置も実際に
入試問題になっています。
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