元素やイオンの接尾語と意味まとめ

化学や元素の接尾語

こんにちは。

化学で元素名やイオン名には法則がありますよね。

  • ~iumがつくものはどういう法則があるのだろうか?
  • ~ideがつくものにはどういう法則があるのだろうか?
  • ~素とつくものにはどういう法則があるのだろうか?

本記事ではそのような疑問を解決していきます。

このような接尾語をわかっていると、今後勉強する上で

受験化学コーチなかむら
この接尾語ってことはこういう特徴があるのではないか?

と勉強をする前に仮説を立てて理解しやすくなります。なので、きっちり覚えていきましょう。

目次

元素やイオンの後ろにつく~i

~iumは金属

アルミニウム、ストロンチウム、カルシウムなど金属元素にはよく〜iumという接尾語になっていますよね。

~iumは金属以外にもアンモニア分子が水素イオンと配位結合をしてできるアンモニウムイオン、アニリンのアニリニウムイオンにも使われます。

なので、大学受験的には「~ium≒陽イオン、陽イオンになる金属」と覚えておくといいでしょう。

~ideの意味は水素イオンを取り除いた陰イオン

カルシウムカーバイド

-ideという接尾語があります。これは水素イオンを取り除くことによって陰イオンになったものです。

カルシウムカーバイドはH-C≡C-Hから水素イオンを取り除いてできた陰イオンです。この他にもメタンから水素イオンを抜くと-CH3+で「メタニドイオン」になります。

~onは希ガス

~onがつくのは希ガスです。

Ar(アルゴン)、Ne(ネオン)、Kr(クリプトン)などなど。

補足

ヘリウムは例外です。ヘリウムは昔太陽のスペクトルから発見されました。当時は金属元素だと思われていましたが、実際は非金属でした。

本当ならヘリオンですよね。

~素は非金属元素

酸素、塩素、臭素、フッ素など有名な非金属元素は大概「〜素」という名前です。

補足
硫黄やリンなどは慣用名(古くからの習わしの名前)で例外です。

有機物の命名法

アルカン、アルケン、アルキンなど有機物の命名法は置換命名法という方法で行われています。

有機物の命名法はなかなか複雑なものも多いので、こちらできっちりマスターしておいてください。

有機化合物の名前を決める3つの命名法を一挙公開!

最後に:接尾語は随時更新していきます。

もしあれば、この記事に

「これはどんな接尾語ですか〜?」

とコメントをいただけると、それに関しても更新していきます。随時更新型ということでどんどんご意見や質問をお願いします。



3 件のコメント

  • 匿名 より:

    〜onの欄の名前が貴ガスじゃなくてハロゲンになっちゃってますよ

    • 受験化学コーチなかむら より:

      ありがとうございます!

  • 匿名 より:

    onは何か意味があるんでしょうか?

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    浪人の夏休みまで死ぬほど勉強したにも関わらず偏差値50を割ることも。そんな状態から効率よく化学を学び化学の偏差値を68まで爆発的に伸ばした。その経験を塾講師としてリアル塾で発揮するも、携われる生徒の数に限界を感じ化学受験テクニック塾を開講。 自己紹介の続きを読む。