こんにちは。
このような人にクロマトグラフィーに関して解説していきます。
わかりやすい例えや動画を使って解説していきますので、最後までお読みください。
目次
クロマトグラフィーとは
クロマトグラフィーとは吸着のしやすさの差を使って混合物を分離する方法です。
例えば、上のにじみのように、黒色のインクに水をこぼしたら紫色っぽくなってしまうことってありませんか?
上の画像って元々全て黒色です。ちょっとアップした画像にするとわかりやすいです。
これって外側に行くほどなんか黄色っぽいですよね。そして周りが紫色っぽい。これは元々黒色のインクでしたが、黒色のインクは黄色や紫色の色素の混合物なんです。
そして黄色が紫より外側まで広がっていますよね?
これは紫の方が黄色よりも紙と吸着するんです。水で滲んで遠くまで運ばれる黄色は紙との吸着が弱いんですよ。
水を垂らすと、黄色がにじんでひろがる速度が速いです。そして紫色は黄色よりも遅いです。
なので、黄色が遠くまで広がっています。
ペーパークロマトグラフィーの原理を例えでわかりやすく
ろ紙を使って色素を分離させるペーパークロマトグラフィーですが、これは吸着力の違いを使って物質を分離していきます。
つまり紙と仲良しの色(紙との吸着が弱い色素)はどんどん遠くに流れ着きますし、紙と名が悪い色(紙との吸着が強い)はあまり広がりません。
色と水の仲良さ、色と紙の仲良さ、これを利用すると実は水性ペンのインクって色素ごとに分離させることができます。
よく使われる実験はろ紙に試料を垂らして、展開液(試料を拡散させる液)をたらします。
するとろ紙との吸着が弱い液体ほど遠くに移動します。
このように色素が分離させることができるのがペーパークロマトグラフィーです。
こちらの動画で頭にイメージをつけてみてください。わかりやすいと思います。
また吸着力の差を使って混合物を分離する方法を総じてクロマトグラフィーと言います。
まとめ
- クロマトグラフィーとは吸着力の差で分離する方法
- ペーパークロマトグラフィーはろ紙と色素の吸着力の差で色素を分離する