今更聞けない単体と化合物の違いの見分け方とは?定義や具体例まとめ

単体と化合物の違い

どうも受験化学コーチなかむらです。

しょうご
なんとなく単体と化合物って使ってたけど、厳密にどう違うのか説明はできない…
しょうご
純物質や混合物の話と単体と化合物の話をごちゃ混ぜにしてしまっている…

このような疑問にお答えしていきます。

目次

物質の分類で言うと単体も化合物も純物質である

物質のまとめ「単体と化合物」

単体も化合物も物質の分類の中でいう「純物質」です。上の図の中での赤文字で書かれている部分が今回の記事で解説する部分です。

このようになりますね。純物質を理解していきましょう。単体と化合物では持て余します。なので、このようにしていきましょう。

単体とは?

単体とは

単体:1種類の元素で構成されている物質のこと

単体は例えば水素です。化学式を見てもH2と水素元素H以外化学式に登場してませんよね。このように1種類の元素からできている物質のことです。

N2、O2、C(黒煙、ダイヤモンド)、Ne、Na、Al、

これらの物質は全て単体です。

化合物とは?

化合物とは

化合物:2種類以上の元素で構成されている物質のこと

化合物は例えば水H2Oのような物質のことです。H2OはHとOの2種類の元素からできています。

単体と化合物の違いは?

単体と化合物の違い

単純に構成元素が1種類なら単体だし、2種類以上なら化合物です。単体はこれ以上分解することはできないですが、化合物は熱分解や電気分解で単体に分けることができます。

単体か化合物かは見たら簡単にわかります。水素は単体の名前と元素の名前が同じです。このように明らかに1種類の元素からできている物質です。

化合物の場合は、例えばH2Oのような水が挙げられます。水素元素Hと酸素元素Oが入り混じっていますよね。このように2種類の元素からできているものが化合物です。

このように名前からも簡単に理解できます。また一部アンモニア(NH3)のように特に命名方法に理屈がなく慣習的に使われている慣用名も存在します。このような慣用名は覚えるしかありません。

単体と化合物の違いの見分けかたのまとめ

合わせて読みたい
  • 物質には混合物と純物質がある
  • 純物質は単体と化合物に分類できる
  • 単体は1種類の元素からできている
  • 化合物は2種類以上の元素からできている
  • 見分け方は名前でわかる

このほかにも化学基礎の基本的な記事を以下にまとめておきますので、まだ理解していないというものがありましたらぜひ参考にしてみてください。



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浪人の夏休みまで死ぬほど勉強したにも関わらず偏差値50を割ることも。そんな状態から効率よく化学を学び化学の偏差値を68まで爆発的に伸ばした。その経験を塾講師としてリアル塾で発揮するも、携われる生徒の数に限界を感じ化学受験テクニック塾を開講。 自己紹介の続きを読む。