こんにちは。
僕の化学の勉強法について解説しようと思います。
この記事を書いているタイミングで化学受験テクニック塾は5年目になります。すると、
のような視点での質問をいただくことが増えてきました。
てな訳で、僕がブログに書くまえにどのような勉強をして、どのような頭の整理をした上でコンテンツを作っているのかを紹介します。
ざっくりいうと、
- ゲシュタルトを作って
- 抽象化と具体化を学んだ
からです。これについて本記事で解説していきます。
目次
単元やカテゴリーのゲシュタルトを作る
化学だけではありませんが、高校の科目には「単元」や「カテゴリー」があります。
例えば、理論化学、有機化学、無機化学と分かれていますし、単元でいうと酸化還元、酸塩基、・・・などが分かれていますよね。
これってカテゴリーとしてまとめられているわけです。つまり、そのカテゴリーでは共通する何かがあるってことなんですよ。
このカテゴリーの中で共通する何かを抜き出すのです。
共通する何かを抜き出すために大事なことは、瑣末な枝葉を切り落として全体像を見るのです。
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、まさに木ばっかり見て勉強している人が多いです。とにかくわからないことがあったらすぐに聞くって人ですね。
こちらの「有機化学ができない人の思考回路」という動画でも話しましたが、勉強がうまくいかない人は「直列回路」です。一方勉強できる人は「並列回路」なんですよ。
つまり、わからないところをとりあえず一旦置いて、全体像を把握してゲシュタルトを作れるかどうかなのです。
こういうのは一旦置いておきながら、全体像を把握するのです。とりあえずわからないことがあってもいいから全体を把握するのです。
そして共通部分を抜き出す(ゲシュタルトを構築)のです。
ゲシュタルトを掴んだらそれを当てはめていく
ゲシュタルトっていうのは抽象的な情報ですよね。
なぜなら、全体像を掴んだ上で抽出された情報なのですから。
それを具体事例に当てはめて問題ないかを考えていきます。
例えば、酸化還元の問題の計算は、
と言っています。これが全ての問題で当てはまるかを逐一確認していくのです。これは当てはまりますよね。
もちろん、全く例外がないとは限りません。しかし、なるべく例外がないレベルまで抽象度を上げていくのです。
これに関しては例外が一切ありません。このように例外がないものを原則として活用していくのです。
ゲシュタルトや抽象化などの概念を学んだ本まとめ
僕が受験化学でノウハウを作れているのは、受験化学の勉強を一生懸命したというよりも思考法の勉強に重点を置いたからです。
つまり、ゲシュタルトを作ったり抽象⇔具体の行き来についてを学んだ上で受験化学を学んだことで自分なりの解釈ができるようになりました。
イメージとしては最初の1冊目の本を読んでフィルターを作って、そのフィルターを通して受験化学を見ているのです。
そのフィルターを作った本を紹介します。
この2冊はそれほど難しい本ではありません。ですが、非常に勉強になりますし、新しい知見を得ることができるでしょう。
最後に
この考え方は化学だけでなく数学や物理、なんだって応用可能です。
文部科学省だって国のエリート集団です。なので、国のエリートがカテゴリーにしたってことはそれなりに意味があるんですよ。
共通する何かがあるからカテゴリーにするんですよね。
犬ってのは共通する特徴があるし、猫には共通する特徴があるし、哺乳類には共通する何かがあります。てことは、科目にも当然共通する何かがあります。
それを考えながら勉強をすると、僕が普段から言っている主根と側根の解法の意味がよくわかってくるでしょう。
それでは、ありがとうございました!