大学受験の基礎固めを神格化する風潮に鉄槌くだしてみた

大学受験の基礎固めはクソ

こんにちは。

『基礎』って大事ですよね。基礎ができていないと解ける問題も解けなくなります。

ですが、何でもかんでも基礎が出来ていない事を問題を解けない言い訳に使っている人が多いです。
いや、それ基礎のせいにしてるだけやん!

今日言いたい事の要約動画はこちら

 

目次

なかむらもそうでした

俺も昔は、教科書レベルが出来ていないから解けないんだと思っていました。

 

夏休みの高校の数学の補習で、あんまりにも問題が解けないからこれは俺が基礎ができていないせいだ!と解釈しました。

 

だから、先生にお願いして、補習を辞めさせてもらいました。

 

そして、数学の超基本的な教科書レベルからやり直そうと思って、簡単な事ばかりやりました。

教科書レベルは簡単で、スゴく進歩があるように感じる事が出来ました。

 

 

しかし、いざ基礎が出来たと思って、応用問題を解いてみようと思いました。すると、、、

 

「ぜ、ぜ、全然解けない、、、、」

 

補習のときに感じた感覚と一ミリも変わらず解けませんでした。

 

一方俺と一緒に補習を受けていた人はどんどん力を付けていきました。俺と同じくらいのレベルだった人もいつの間にか話されていました。

 

 

基礎は大事だけど、問題が説けない理由は基礎じゃない可能性が高い

もちろん最低限の基礎は必要ですよ。

 

例えば、酸塩基の定義とか、中和の反応式はH++OH=H2Oだから作る式はH+のmol=OHのmolである!などなどです。

 

確かにこの辺りが出来ていない人は、基礎を見直したら良いと思います。

 

でも、だいたいこんな事ってそれほど難しくありません。後は、実際の応用問題の解法を学んだり、慣れていくしかありません。

 

 

応用問題がわからないです。

まだ基礎ができていないからだ、

基礎固めのために教科書レベルから、、

この論法は一見正しいように見えるし、もっともらしく見えます。

 

でも本当に基礎が出来ていないからでしょうか?

 

その応用問題で使われている基礎は、1つ1つを見るとそう難しくは無いです。

 

基礎の組み合わせなどのはっそうのところが難しいのだと思います。

 

これは化学だけでなく、数学や物理でも同じです。

 

基礎を固めるのは重要だし、スゴい偉いです。

でも、、、

基礎さえ出来ればどんな問題も解けると思うのは間違い

基礎さえ出来ればどんな問題も解けると思うのは間違いです。

 

基礎はあなたが思っているほど万能ではありません。基礎ができたから応用問題が確実に解けるかと言うとそういうわけではありません。

 

基礎→応用問題を通じた考え方

などがあります。

 

俺の講座でもよく、「まだわからないので基礎に立ち返ります!」と一見良さそうなことを言う人が多いです。

 

ですが、俺はその問題を通じて解法を学んでもらおうとしていたのです。

 

それに基礎に立ち返ると言っても、少し検索したらすぐに出てきますよね。

 

例えば、逆滴定の問題で、滴定曲線を書くと言う事を進めていますが、もし滴定曲線を知らなければ、滴定曲線とは?と教科書をめくれば良いだけです。

 

グーグルで検索してみても良いです。

 

なぜ解けないかというと、それはまだその解法に慣れていないからです。その解法が板に就くまで練習すれば良いだけです。

 

効率よく基礎を取り入れる方法

これは『超勉強法』という本の著者野口悠紀雄氏も唱えている方法です。

彼の本の中では、『パラシュート勉強法』と書かれています。

 

このパラシュート勉強法と言うのは、

基礎がわからなくても、飛行機で山の上空に連れていってもらいパラシュートで頂上に降下する、という手段である。
出典:『超』勉強法

山の麓から一歩一歩山頂を目指して登っていくのが基礎を固める勉強法だとするいわゆるこれまでの勉強法の真逆になります。

例えば、ペン回し(最近初めて見た)で考えると、ペン回しと言うのは、フリースタイルを目的とします。

 

フリースタイルとは、技と技を組み合わせる演技のようなもので、フィギュアスケートのように一連の流れで評価されます。

こういうやつです。

基本的に単体の技も練習しますが、このフリースタイルを競うのがペン回しであります。

 

そして、俺はどうやってペン回しを練習するかというと、いきなりこのフリースタイルを真似します

 

ネットでこのフリースタイルが解説されているので、初心者の僕はいきなり練習しています。

 

すると数週間で普通の人よりは遥かに上手くなりました。

 

もし、この『基礎逃げ症候群』の人でしたら、ここで

 

 

落ちこぼれ受験生のしょうご

まだ基本の技が出来ていないので、まずは基本の技を練習します。

と言います。

 

でも、僕はその間にガンガン成長していきます。フリースタイルがやりたいならいきなりフリースタイルを練習します。

 

そして、必要な基礎だけ練習します。

 

そうすれば成長速度がスゴいです。

 

もちろん現実の世界では、失敗をしまくれば破滅するものもあります。借金をしまくった上に失敗しまくったら取り返しがつきませんよね。

 

でもペン回しなんかは失敗しても落として面倒くさいだけです。

ノーリスクです。

 

受験もそうですよね?問題集で失敗したら罰金!とかそういうルールなんて一切無いんです。

 

じゃあガンガン失敗して良いじゃないですか?

 

超基本的な基礎さえ出来れば残りはどんどん解法運用を考えていきます。

 

ある程度のことができれば、必要なときだけ基礎に戻り、基本的に失敗しまくりながらでも挑戦してみる方が良いです!

 

受験化学コーチなかむら
もちろん、基礎が要らんわけちゃうからね!!

 



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浪人の夏休みまで死ぬほど勉強したにも関わらず偏差値50を割ることも。そんな状態から効率よく化学を学び化学の偏差値を68まで爆発的に伸ばした。その経験を塾講師としてリアル塾で発揮するも、携われる生徒の数に限界を感じ化学受験テクニック塾を開講。 自己紹介の続きを読む。