モル計算で受験生が勘違いしている事。反応式は作るな!

モル計算 反応式

 

受験化学コーチなかむら

ども!

受験化学コーチなかむらです。

 

 

今日は、俺も昔勘違いしていて、

多くの高校生も間違っている、

 

いや、間違ってないけど、

モル計算ってそんな事しなくていいよ!

って言う事を話していきます。

 

あなたは、モル計算するときに

どうしますか?

 

落ちこぼれ受験生のしょうご

何言ってんですか(笑)

反応式作るに決まってる

じゃないですか!

受験化学コーチなかむら

うん、だからしょうごは

化学が苦手なんだよ。

落ちこぼれ受験生のしょうご
おさるさん

もしかしたらしょうごと

同じ事をあなたも

考えていたかもしれません。

 

「反応式を作ってしまえば

解けるんだ!」

 

解けるけど、そういう考え方が

化学を苦手にしている

のです。

 

今日は、

モル計算なんて所詮

こんなものだよ

と言うことをお渡しします。

 

目次

モル計算=反応式は間違い!

反応式って実際、

何を表しているかわかりますか?

 

超簡単な例を出します。

モル計算 反応式

 

この水の分解の反応式ですが、

分解される水が1モルのとき

酸素が何モル生成されますか?

 

これは簡単ですよね。

これは、水と酸素の係数が

同じで1ですので、

酸素も1モルです。

 

 

では、

この『係数の1』って

何を表しているんですか?

 

この係数の意味を理解せず、

何となく、

「モル計算は反応式をつくれば

いいんだろ?」

 

と言っていると、

どんどん化学が苦手になっていきます。

 

この、反応式の係数は

モル比』を

表しているのです。

 

反応式なんていらない

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だから、『モル比』さえ

わかれば、反応式なんていらないんです。

 

なぜなら、包含関係を書くと、

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このようになります。

 

反応式はモル比の一部なんです!!

 

これについてちゃんと理解している

人が少ないです。

 

つまり、

モル比』が分かるのに、

反応式書くのは意味が無いのです。

 

結局モル計算はたった2つ

大事な事は2つ

モル計算なんて得意になるためには、

この2つを守る事です。

 

これは別の記事でも書きました。

理論化学の計算なんて簡単!2つの事を意識するだけで解ける!

 

この2つとは、

モルに変換する(モル利用)。

モル比を求める(モル比)。

 

これだけなのです。

 

①に関しては、

何を見てもモルに直しましょう!

と言う技術です。

 

この動画で覚えてください。


そして、求めたモルの

量関係をモル比で決定する

のです。

 

反応式とかいらない例

「例えば、どういうやつが

反応式いらねえんだよ。」

 

と思っていると思うので、

ここで例を上げておきます。

 

酸化還元

 

酸化還元の学校では教えてくれない受験最重要定義!

でも書きましたが、

 

酸化還元の入試問題を解く上で

一番重要な定義は、

酸化還元反応 定義

酸化還元反応 定義

これです。

 

よってモル比の関係は、

反応式ではなく、

スクリーンショット 2016-02-01 2.33.00

だったのです。

 

だから、化学反応式を

作ってる奴はめっちゃ時間の無駄、

 

ゼンゼン必要ない。

 

酸化還元で反応式が必要なのは、

『化学反応式を書け』という問題だけ。

酸塩基

酸塩基の中和反応を考えれば、

一発で分かります。

 

 

中和って結局

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全部この反応が起きている。

 

だから、中和熱って

どんな反応でも同じでしたよね。

 

結局この反応しか起きてないから、

この水素イオン水酸化物イオン

反応熱は一定なわけです。

 

そして、反応する量って、

例えば、

HClが180molあっても、

NaOHが1molしかなかったら、

 

HClも1molしか反応しません。

 

つまり、中和反応は、

$$H^+mol=OH^-mol$$

の分反応が起ります。

 

これが酸塩基のモル計算で使う

モル比』です。

 

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この式でモル計算なんて

できます。

 

反応式作ってる奴はばかです。

 

例えば、

5mol/Lの塩酸50mLと濃度が分からない水酸化ナトリウム20mLが中和した。水酸化ナトリウムの濃度は?

 

と聞かれたら、

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この計算式をしてやればいいのです。

これは、左辺は酸が投げた水素イオン

です。

 

右辺は塩基が投げた

水酸化物イオンです。

 

両辺の最後の『×1』は

価数です。

 

だから、もし硫酸であったら、

最後は『×2』です。

 

当たり前ですよね。

 

また、計算するときに、

一個ずつ単位を書いていますが、

これは俺の無料テキスト

『合法カンニングペーパー』

 

でも言っていますが、

 

必ず書いておいてください。

これを書く事で、

 

「モルを求めたい!」

➡️「今はmol/Lだ!」

➡️「じゃあ体積を掛けよう!」

 

と分かります。

 

また、これを書いておく事で、

価数を掛け忘れるようなことは

起こらなくなります。

 

また、いちいち、

mLを1/1000Lとかに

直すのはやめましょう。

 

時間の無駄だし、

せっかく便利なミリと言う

記号があるので、それを使い、

mmol(ミリモル)を使って行きましょう。

 

大学に入ると、mmolも

kmolも当然のように使いますが、

 

なぜか高校化学では

補助単位を使わない事が多いのです。

 

正直使わないなんてバカなので、

絶対に使っていいってください。

 

そして今ご紹介したような計算方法を

まとめたもの

『合法カンニングペーパー』を

ただいま無料で配布しています。

 

この記事の下に行けば

ゲットできますので

是非ゲットしてください!

 

それでは今日はここまでです。

最後まで読んでいただき

ありがとうございます。



2 件のコメント

  • はるか より:

    質問です。
    水と酸素の係数同じじゃなくないですか?

  • ふぬ より:

    やっぱ反応式はかくべきですね

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    浪人の夏休みまで死ぬほど勉強したにも関わらず偏差値50を割ることも。そんな状態から効率よく化学を学び化学の偏差値を68まで爆発的に伸ばした。その経験を塾講師としてリアル塾で発揮するも、携われる生徒の数に限界を感じ化学受験テクニック塾を開講。 自己紹介の続きを読む。