こんにちは。
このような悩みがある人も多いでしょう。今回はこの悩みについて深掘りしていきます。
結論からいうと大学受験に地頭の良さは必要ありません。(関係ないは言い過ぎですが)その理由がこちら。
受験勉強で本当の意味での頭の良さは必要ないです。
「抽象化」こそ真の頭のよさですが、
このような帰納的な発想よりも、「具体化」を求められるのが受験勉強です。
つまり、「演繹」です。どう言うことかYoutubeで明日あたりに解説します。
— 受験化学コーチなかむら (@kagakucenter) 2019年4月25日
これについて詳しく解説していきます。
今回の記事で解説している内容はちょっと難しいです。しかし、知らずに勉強法を間違えると取り返しがつかないことになります。
なので必ず最後まで読んでください。
目次
大学受験で地頭は必要ない理由
[img脳みそっぽいやつ]大学受験では地頭の良さは必要ありません。(関係ないとは言いませんが)
その理由は大学受験で必要とされている能力が「具体化」だからです。
もっと簡単にいうと「当てはめ」です。
法則を具体的な問題に当てはめていくのです。
そして、本当に地頭が必要になるようなことは、「抽象化」にこそ現れます。
例えば、解法を生み出したり、法則を生み出したりです。
どちらかというとこちらの方が難しいですし、センスも必要になります。
抽象化も実は日常的に訓練をしていたらできるようになります。大学受験でも自分で解法を作ることができれば最強です。
大学受験で合格するためには具体的に記事を隠す
大学受験は、抽象概念を具体的な問題に当てはめて解きこなす必要があるのです。
てことは、そもそも抽象的な概念を理解していないとダメなのです。
落ちる受験生の勉強法は、このような「抽象的な概念」と「具体的な問題」という区別が全くできていないのです。
僕らは「マグロ」っていう概念を理解しているから、マグロを見ていも
この「マグロ」という抽象概念を理解していないと大きさが違う魚はすべて異なる魚介類になります。
って理解するから僕らは寿司屋に行ってマグロを注文することができるのです。
マグロという抽象概念がない場合とんでもなく恐ろしいことになります。
体長やヒレの長さが違うだけで別の魚として名前をつけなければなりません。90cmのマグロと120cmのマグロ両方とも別の名前をつけなければなりません。
また、「オス」「メス」という抽象的な
っていう抽象概念があるからオスとメスでざっくり分けられるわけです。
ですが、大学受験ではほぼほぼ具体的事象から抽象化しなければならない問題は出題されません。
大学受験で合格するためには問題集の解法は無視しろ!
大学受験で上達するには、問題集を解くときに問題集の解答解説に書いてある解法を無視しましょう。
なぜなら、思いつくわけないような解法が乗っているからです。
大学受験で合格するために意識すべき勉強法は「抽象的な解法」を学び「具体的な問題へ当てはめる練習をする」だけ。
当たり前のように見えますが、多くの人は「抽象的な解法」を学んでいなかったり、「当てはめ」を意識していなかったりします。
その最たるが問題集の解法暗記です。
このように、問題集の問題を1個ずつ解けるようにしていく勉強こそ大学受験失敗の元凶なのです。
問題集の問題を前から1つずつ解けるようにしても全く意味がありません。
このような解法暗記をすると、知っている問題しか解けない現象に陥ってしまうのです。
抽象的な解法を具体化するプロセスを踏んでいない問題の解き方だと、知らない問題が出てくると全く応用が利かないのです。
よくある質問で以下のようなものがあります。
確かに、問題集の解答解説を理解して勉強することは大事です。
ですが、理解しようが理解しまいが問題集解法暗記に違いはありません。
これは、間違った認識です。はっきり言って問題集の解答解説をなんの理解もせずに覚える人なんていません。
解答を理解したところで、それを初見で思いつけないと全く意味がないのです。
そして、これはある種仕方がないことです。
なぜなら、重要問題集の解答解説は抽象的な解法を使って解かれている訳ではないからです。
と足早に諦める人もいます。この理由は、この単元の問題はまとめてこうやって解くという抽象的な解法を意識していないからです。
例えば、
「モル濃度から%濃度を求める問題」
「%濃度から質量モル濃度を求める問題」
「%濃度からモル分率を求める問題」
を別々の問題として解いている人は猛省してください。これは完全に1つの解法で解くことができます。
この問題は「単位変換」として全てまとめて解くことができます。
「抽象的な解法」を個別具体的な問題に当てはめるという考え方がないと、マグロの一ピッキずつ覚えているのと全く変わりません。
大学受験で合格するには「抽象的な解法」を覚えて「具体化の鍛錬」をする
大学受験で求められている通りに勉強するのがいいでしょう。
つまりは、「抽象的な解法」を身につけて、それを具体的な問題に使えるようにするのです。
多くの人は問題集を前から順番に1つずつ解けるようにします。それでも偏差値50台前半までは合格できるでしょう。
ですが、偏差値60を超えるあたりからは運次第になってしまいます。
偏差値60以上の大学に落ちる人は、
など模試会場で考えたり、質問するときも
という質問の仕方をするんです。この質問をしている時点で、個別の問題にそれぞれ解法があってそれを1つずつマスターするのが大学受験だと思ってるんです。
これは、問題集の弊害です。
問題集の解法はいろんな問題を解ける解法ではなく、その問題の最もスマートな解き方なのです。
だから、結局応用力がつかないんですよ。
問題集の解答解説を理解したところで、誰もそんな解法を実際に問題が出てきたときに思いつかないんですよ。
だからこそ、ダサくてもいいから問題集の解法を無視して「抽象度の高い解法」を身につける必要があります。
【無料】:受験化学に置ける「抽象的な解法」を教えてます
本記事は理系受験生向けに書いたわけではありません。
このサイトは基本的に「受験化学」に関する情報のサイトです。
本サイトの主張は一貫して今回の記事の通り「抽象的な解法」を「具体化」することです。
受験化学の中でも理論化学はこの傾向が顕著です。
このような解法を電子書籍にまとめてみました。
理論計算問題(蒸気圧、混合気体、化学平衡、電離平衡、などなど)で問題集をやり込んで解けるようにしても、模試で新しい問題が出ると全く解けないってことありませんか?
このような悩みがある人は、こちらから無料で電子書籍を手に入れてみてください。